物ではなく、充実した心の贅沢を満喫しょう。 You can be rich without material possessions.(JEEエコカレンダーより)



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2014年2月25日火曜日

記録的大雪から1週間、いろいろ学ぶ

大雪処理もようやく落ち着いて
記録的とはこれまでにない新記録の積雪か。原村に生まれて何十年も生きてきた方がこのような大雪は始めて経験するとか。でも、いろいろ聞くとこれに近い雪はあったそうだが、甲府のようにめったに雪が降らない場所で、1メータも積もるとはやはり異常であろう。地球がおかしいのか。極端な集中気象現象が世界のあちらこちらで発生している。今年の日本の気象状況が気になるこの頃である。

当面、暖かい天気が雪を解かしてくれるの待ちながら、雪がしばらく降らないかと天気予報を気にしている。今回の大雪の我が家の被害は、屋根から落ちてきた大雪でぺしゃんこになった薪小屋程度である。30センチていどの雪であれば保てた小屋も、1メータ近い雪の落雪には耐えること出来なかったが、この程度で済んだことでよしとしなければなるまい。

 雪対策と家、田舎暮らしには要注意
このような大雪が降ると大屋根の家は屋根から落ちてくる大量の雪の除去が大変である。また、大屋根の雪が落ち切らないで写真のように残ると、冬日の多い地域では屋根で昼の間に解けた雪水が夜、氷となりトタン屋根に張り付き翌日、日中の融けた水が逆流して雨漏りがする。
 また、家の二階あたりに広いベランダを作っていると、十分な床荷重対策をしていないと重い雪で床が落ちる。また、落ちないまでも早めの除雪が求められる。
寒い地域では雪が融けた水が夜に氷の板にな。日にちがたつとその氷の固まりが邪魔して、屋根上部で融た雪水が軒先の屋根の化粧板に回り込んで軒を傷める。多くの家には雪の滑り止めがついているが、これも善し悪しである。滑り止めがあると雪は落ちにくい代わりに氷の固まりを作る原因に、それが上述のような雨漏りなどを引き起こす。

また、とゆは冬は除去しておく、など今回の雪で新たに雪がもたらす課題を学んだ。

田舎暮らしを憧れて家を建てる人も多いが、このようなさまざまな現象を十分研究されることをお勧めする。建設業者や設計士も気が付かない、生活が教える建築の知恵である。